英語やり直しルーム

大人の英語やり直しをわかりやすく、楽しくサポート

MENU

英文法を学ぶのにおすすめ 徹底例解-ロイヤル英文法

Book Review - Royal Grammar

徹底例解-ロイヤル英文法

旺文社 
 

英文法を学ぶのにおすすめする本

多くの英語学習者、教授者が上位にあげています。これ一冊で十分とまで
言い切る人もいるくらいです。わたしは、これ一冊で十分とまでは言いませんが、
英語学習に必要な基本的な事柄は、完全に網羅されていると言ってもいいでしょう。
とりあえず基本を学ぶというより、文法辞書のような本と言えます。
改訂版として2000年に刊行されたのですが、版を重ね今も新本として売られている
ので、ロングセラーです。

著者
綿貫陽 旺文社編集顧問、都立高校で38年教鞭をとる。著書多数。
校閲
マーク・ピーターセン 明治大学教授
この本の対象
「本書は、高校生以上の英語学習者ならびに教授者を対象にした
『ロイヤル英文法』の改訂新版である」- p1 はしがきより 
英語をやり直す大人にも強い味方になることは間違いないのですが、
まず中学校で学ぶ基本からやり直そうという人には、分量があり過ぎて
おすすめできません。基本はある程度押さえていて、英検やTOEICで
高いスコアを目指している人、英語を教える人に最適です。
レベルに関係なく、英文法に詳しくなりたい人には必須です。

 

この本の良い点

「本書は幅広く現代英米語の実態を調べ、くだけた言い方と堅い言い方とを
はっきりさせて、現代に通用する正しい話し言葉と書き言葉に適用される
文法・語法を、可能な限り詳しく解説
して、国際社会に役立つ、
生きた実用的な英米語の基礎知識を示そうとしたものである」
- p2 はしがきより 
 
英語、米語の違いが丁寧に説明されています。
例文がたくさんあって分かりやすいです。
口語的な言い方、堅い言い方と説明されているので、会話にも役立ちます。
 
例えば、
疑問詞whoの使い方
 
Who were you talking with? だれと話していたの? - ふつうの口語調表現
With whom were you talking? だれと話しておられたのですか?- 堅い言い方 
 
p241より

 

という風にどちらも正しい文ですが、会話では上の文がふつうである
ことが分かります。
下の言い方は、意味は間違いなく通じますが、古めかしい堅い言い方
ということですね。
ついでに下の文ではwhomの代わりにwhoを使うことはできないということも
説明されています。

英語(イギリス)、米語(アメリカ)の違いも必要に応じて説明されています。
例えば、shallについて
 
全般にshallは《米》ではまれで、《英》でも今ではあまり使われない p455
 
と説明されており、使用頻度が英語と米語では違うことがわかります。
単語、熟語レベルでは全く違う言葉が使われることもありますが、
文法レベルでは、英語と米語はほとんど違いがないこともわかります。
そういう意味では、本書はイギリス英語・アメリカ英語どちらを学ぶ人にも
有用と言えます。

まとめ

英文法を項目別にしっかり学びたい人会話、文章において正しい英語を使いたい人にとって必携の書です。英文法、英語の構文がしっかり理解できるようになります
 

 

[rakuten:booksupply:12803330:detail]